非分散赤外線式
NDIR式センサ技術の特徴
項目 | 光学式 | 接触式 |
---|---|---|
原理 | ガス分子別に特定の波長光を吸収する特性を利用してガス濃度による光吸収率を測定して濃度を検知 | ガス分子と接触式物性変化を起こす物質を利用して ガス濃度による物性変化量を測定して濃度を検知 |
種類 | 非分散赤外線式 (Non-dispersive infrared) 光音響式(Photo-acoustic) |
半導体式 固体電解質式 電気化学式など |
差異点 | 水分や他種類のガスの干渉を受けるため、測定精度が低い。 (国ではCO2ガスをNDIR式で測定することを推奨) |
水分や他種類のガスの干渉を受けるため、測定精度が低い。 |
長所 | 長寿命、高い測定信頼度 | 小型、定価 |
短所 | 高価(最近価格下落で需要増加) | 短寿命、低い測定信頼度 |
現況 | NDIR方式のCO2センサーの量産普及と価格下落で既存の接触式CO2センサーの 代わりにNDIR方式の占有率が高くなっている。 |
NDIR式ガスセンサーの原理
- NDIR(Non-Dispersive Infrared : 非分散赤外線) ガスセンサーとは?
-
- ガス分子は固有の特定波長を吸収する特性があります。
この特性を利用して赤外線の吸収率を測定すれば、測定したいガスの濃度を計測することができます。 (例:CO2は4.26㎛、COは4.64㎛の特定波長を吸収) - 非接触式による測定は、高精度かつ長寿命の特長を持つ優れた測定方式です。
- 従来は高価な計測器でしか適用されなかったNDIR技術でしたが、近年NDIR式CO2センサーの開発と大量生産が実現され、産業、農業、ビル、マンションなど、様々な分野に拡大、適用されています。
- ガス分子は固有の特定波長を吸収する特性があります。
ELT SENSORの核心技術
-
01
- 光キャビティ設計技術
- 測定ガスに最適化した光キャビティ設計技術
- 最大の光効率集光技術
- 小型センサ設計技術
- 低濃度ガス検知技術
-
02
- 回路設計技術
- 低雑音回路及び安定した回路設計技術
- 長期的信頼性維持技術
-
03
- ファームウェア及び評価用ソフト
- 省電力用の待機モード制御設計
- 評価ボードコントローラーソフト
- モニタリングソフト及び通信信号
-
04
- センサ校正技術
- 温度に対する補正技術
- 自動校正機能(ACDL)
- 手動校正機能(MCDL)
- 簡単なセンサ運用及び関連技術
-
05
- 世界水準のセンサ開発能力
- 高い精度
- 小形、軽量化など高度な設計
-
06
- 省電力設計
- 瞬間消費電力最小化設計及び制御
- 省電力用バッテリ設計技術